播磨国造の謎

播磨国造の謎(3)新撰姓氏録を調べる

つぎに『新撰姓氏録(しんせんしょうじろく)』を調べてみよう。『新撰姓氏録』について『日本大百科全書』は次のように解説している。815 年(弘仁 6)に編纂された古代氏族の系譜書。本書の編纂は 799 年(延暦 18)、諸国に本系帳の撰上を命...
播磨国造の謎

播磨国造の謎(2)国造本紀、記紀を調べる

各地の「国造」の系譜を記した資料がある。平安時代初期に編纂されたといわれる歴史書『先代旧事本紀 (せんだいくじほんぎ)』略して『旧事本紀』の第 10 巻の「国造本紀」だ。全国の 130 余りの国造を列挙し、それぞれの国造が任命された時代、初...
播磨国造の謎

播磨国造の謎(1)発端

2025 年 2 月、私は「姫路城」の「大手前通り」と近世の「西国街道」の交点となる場所で一枚の説明板を見た。それがこれから語る古代史の探求の旅への入り口となる。「西国街道・山陽道歩き旅」に書いたところと一部重複するが、まず、ここから書きは...
第三集 鉄に魅せられた神々

鉄に魅せられた神々 5.東アジアにおける鉄の古代史②

七支刀のレプリカ() 前回は紀元前 ~ 2 世紀頃までの状況を見た。今回はそれ以降、弥生後期から 6 世紀の古墳時代後期までの鉄の古代史について調べよう。3 ~ 4 世紀:【中国】220 年「後漢」が滅び、「三国時代」(魏・呉・蜀)に入る。...
第一集 香取海を巡る神々

香取海を巡る神々 13.香取神宮② 祭神について

「香取神宮」の祭神は「経津主大神(フツヌシノオオカミ)」又の名は「伊波比主命(イハイヌシノミコト)」である。「フツヌシ」は「タケミカヅチ」とともに、国譲り神話で活躍した神である。それがどうして「イハイヌシノミコト」になるのか? 今回はこの問...
第二集 謎のオオ氏を探せ!

謎のオオ氏を探せ! 6.常陸国におけるオオ氏の活動②

前回、「黒坂命」の武勇伝について書いたが、そのすぐ後につぎの文章が書かれている。〔茨城の国造の遠い祖先、多祁許呂(タケコロ)の命は、息長帯比売(オキナガタラシヒメ)の天皇(神功皇后)の朝廷に仕え、品太(ホムダ)の天皇(応神天皇)のお生まれに...
第一集 香取海を巡る神々

香取海を巡る神々 12.香取神宮① 訪問記

「鹿島神宮」「息栖神社」と廻ってきたが、東国三社巡り最後の「香取神宮」を訪れる。すでに「千葉県ぐるっとウォーキング第 20 回」で書いているが、別立てのブログなので「神宮」のところのみここに取り出しておきたい。 全体の位置は前回の「息栖神社...
第三集 鉄に魅せられた神々

鉄に魅せられた神々 4.東アジアにおける鉄の古代史①

図4-1 『天開工物』下巻「五金」第14 (明末期の1637年に刊行)右がふいごを用いた製鉄炉で銑鉄を造る様子、左は銑鉄をかき混ぜ錬鉄とする炒鋼法 では、粗っぽく鉄の古代史を整理してみよう。日本における古代の鉄の歴史、いや鉄だけではなく様々...
第三集 鉄に魅せられた神々

鉄に魅せられた神々 3.「常陸国風土記」に見える鹿島の鉄の検討② 製鉄プロセス

鹿島に住友金属工業(現日本製鉄)の製鉄所が出来たのは 1968 年のことである。私はこの製鉄所の「高炉」を見たことがある。1975 年のことで、操業開始から 7 年目、当時最新鋭の製鉄所だった。私は工学部応用化学科の 3 年生で、この年次の...
第二集 謎のオオ氏を探せ!

謎のオオ氏を探せ! 5.常陸国におけるオオ氏の活動①

「香取海を巡る神々 10. 大生神社③ 大生古墳群の発掘調査とタケカシマノミコト」では、『常陸国風土記』における「建借間(タケカシマ)の命」の伝承を紹介した。「タケカシマ」は「仲(那賀)国造(くにのみやつこ)」の祖先と書かれているし、『古事...